労働時間の管理をしましょう

労働時間の管理をしましょう

労働者の労働時間をきちんと管理していますか?

賃金、残業代の計算のもとになるものです。

会社や業界によっては出勤したかどうかのみを記録している出面表のようなものしかない場合など、労働時間の把握ができないものも多く見られます。

労働時間を適正に管理していないとも争いの原因となるばかりか、行政の指導を呼び込む要因ともなりえます。

大事な会社と従業員を守るために正しい労働時間の管理をしましょう。

どのように労働時間を管理するの?

では正しい労働時間管理とはどのようにすればいいのでしょうか。

まずタイムカードです。

紙のタイプとインターネット上での打刻のタイプがあります。

他にはパソコンを使っての仕事を主にしている場合はPCのログ記録なども有効です。

いずれにせよ客観的な労働時間の把握が必要となります。

トラック運転手などに多いトラックのデジタコの運行時間の把握ですが、確かに運転時間については把握できますが荷下ろしなどの時間については確認できないので注意が必要です。

争点となる従業員側からの証拠

残業代の請求などの場合、従業員側からでてくる証拠があります。

まずメール、電話の記録です。

上司、同僚との連絡や企業アカウントを使用しての連絡は仕事とみなされることが多いです。

次にSNSです。

Twitterなどに残業に関しての記入やLINEなどでの家族、友人に今から帰るなどやり取りが証拠となる場合があります。

他には日記です。

毎日の残業時間を労働者が独自に記録していてそれが証拠として採用された例もあります。

どれも単独では証拠として不十分でも、会社の記録や証拠と組み合わせて整合性があると証拠として認められます。

2022年09月21日