職場の労働災害

労働災害の発生状況は?

岐阜労働局が発行している安全衛生DataPlusというパンフレットで令和3年の労災発生状況についての情報があったので確認しましょう。

労働基準監督署の方にお話も聞いたのでそれも記載します。

すべての産業で起きた労働災害の発生状況で1番多いのは転倒(21.3%)で次に多いのは墜落、転落(16.0%)、それから

はさまれ、巻き込まれ(13.5%)、無理な動作(9.7%)と続きます。

特に転倒は、高年齢者が雇用されることが多くなってきたため増えてきた労災とのことです。

加齢により平衡感覚がなくなることで転倒し、骨折します。

経験年数別では10年以上のベテランが多い

経験年数別では大垣署管内ではありますが経験年数10年以上(36.2%)、1年~5年未満(24.9%)、3か月~1年未満(16.4%)、

5年~10年未満(14.4%)となっています。

意外にもベテランが多く労働災害となっています。

10年以上はすべて入っているので分母も大きくなっているとは思いますが、労基署の方はベテランになると加齢で体が以前より動かない、

また仕事に慣れがでて安全装置を煩わしく思い外してしまうとのこと。

他には変化を嫌うためにより安全な手順や環境への転換を拒む傾向があるとのこと。

労働状況を把握し、安全衛生に務めましょう

仕事が過重でいつも忙しい、職場の清掃が行き届いていない、決められた手順を守っていない。

こんな状況になってはいませんか?

事故が起きてからでは遅いのです。

10月1日~7日まで全国労働衛生週間です。

9月はその準備期間ですが、これを機に安全な職場づくりに努めましょう。

2022年09月09日