雇用調整助成金の10月以降の延長
雇用調整助成金が10月以降も延長されることが決定されました
雇用調整助成金のコロナウイルス特例(以下、雇調金コロナ特例)が10月分以降も延長されることが決定されました。
今回は10月~11月分についての延長です。
12月以降の分についてはまた10月末までに発表されるとのことです。
助成金の内容は縮小される
今までの助成額は原則1人1日9,000円でしたが、10月分以降からは雇用保険との均衡を考慮して日額8,355円が上限となります。
業況特例でも日額15,000円から12,000円へ上限が変更となります。
助成率の変更はありません。
今後も縮小、廃止の方向性は変わらない
コロナウイルス発生当初と異なり、現在は企業の雇用意欲も高まり、有効求人倍率も1.3となるなど雇用維持の観点からすると雇調金コロナ特例の必要性が
なくなってきています。
費用もかかっているので、国としては縮小、廃止としたいのです。
去年度から助成金の不正受給についての対応について特に広報していたのもその理由の1つでしょう。
企業としては、雇調金コロナ特例が廃止されることを前提に準備しておいた方がよさそうです。
いまだに全休している企業などは補助金を活用し、業種転換を図ることも視野にいれて活動することもおすすめします。