最低賃金引上げをチャンスに!業務改善助成金
最低賃金の30円以上の引上げのニュースがありました。
企業としては去年に引き続き厳しい最低賃金引上げ条件となりました。
せめてこのピンチを助成金というチャンスに変えて設備投資を安くおこないませんか?
今日はその業務改善助成金を紹介します。
業務改善助成金とは?
生産性向上のための設備投資を行い、事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた場合に設備投資にかかった費用の一部を助成するものです。
賃金引上げの最低金額は時給換算で30円です。
助成金の上限額は引上げ額、対象人数で変わりますが30万円~600万円となります。
助成率は事業場内最低賃金が900円未満なら80%、900円以上なら75%となります。
対象事業場は地域の最低賃金との差額が30円以内であること、事業場規模が100人以下であることが条件です。
生産性を向上させる設備投資とは?
すべての設備投資に対し業務改善助成金が受給できるわけではありません。
生産性向上のためというのが必要となってきます。
具体的にどういう事例が認められるかというと
・POSレジシステム導入による在庫管理の短縮
・リフト付き特殊車両の導入による送迎時間の短縮
・外部講師による従業員向けのコンサルティング
などがあります。
実際に設備投資前に労働局に問い合わせることによって設備投資の不確実性を排除できます。
最低賃金引上げの10月に合わせて取り組みましょう
最低賃金が30円ほど引上げられるというようなニュースも出ています。
どうせ最低賃金を引上げなければならないのなら助成金を活用し、安く設備投資をしませんか。
仕事の効率が上がると労働者さんの労働時間短縮となり、ひいてはモチベーションアップにもつながります。