65歳超雇用推進助成金(65歳超継続雇用促進コース)

65歳以上への定年の引上げで申請できる助成金

65歳以上への定年の引上げ、定年の廃止、希望者全員を対象とする継続雇用制度の導入などを行った事業主に対して支給される助成金です。

行った措置(定年延長や定年廃止)と対被保険者(1年以上継続して雇用される60歳以上の雇用保険被保険者)の人数で変わりますが、

15万円~160万円と非常に高額な助成金です。

要件を満たさないと申請できない

要件は

①雇用保険適用事業の事業主であること

②就業規則等に定年延長や定年の廃止を実施すること

③社労士等に制度改定を依頼し、経費を支払ったこと

④改定した就業規則を労基署に届け出ていること

⑤高年齢者の雇用の安定等に関する法律を守っていること

⑥対象被保険者が1人以上いること

⑦高年齢者雇用管理措置を実施していること

などです。

助成金を受給するためには様々な要件があり、それを守らねばなりません。

時流からも需要のある助成金

昨今の高年齢者を継続雇用する、シルバー人材雇用活用は時流から見ても当然の流れです。

現在でも65歳までの雇用の継続は企業の義務となっており、まだ対応できていない会社は指導の対象となっています。

労働人口の減少から考えると現在努力義務となっている70歳までの雇用が義務化されるのは時間の問題で、

助成金のあるうちに定年を延長、廃止して助成金を申請することが企業にとって有益ではないでしょうか。

2022年07月21日