令和5年度の特定求職者雇用開発助成金の変更点
安定した職に就きづらい方を雇用した場合に申請できる特定求職者雇用開発助成金の令和5年度からの変更点について紹介します。
成長分野等人材確保・育成コース
変更点1:対象分野
・見直し前
成長分野(デジタル・グリーン)の業務の従事する方
→生産工程、販売、運送の業務も含めて対象
・見直し後
成長分野(デジタル・グリーン)の業務の従事する方
→専門的職業に従事する方を対象(例:プログラマー、エンジニア)
変更点2:対象労働者
・見直し前
経験者も対象
・見直し後
未経験者のみ対象
※経験1年未満の職種も未経験職種として取り扱う。
生涯現役コース(65歳以上)
廃止
特定就職困難者コースに吸収されました。
このため65歳以上の雇用の場合の要件や助成金額が特定就職困難者コースのものと同等となります。
特定就職困難者コース
生涯現役コースを吸収。
65歳以上も対象となります。
被災者雇用開発コース
廃止
就職氷河期世代安定雇用実現コース
変更点:労働者
・見直し前
過去5年間に正規雇用労働者として雇用された期間を通算した期間が1年以下であり、かつ過去1年間位正規雇用労働者としてこようされたことがない方
・見直し後
過去5年間に正規雇用労働者として雇用された期間を通算した期間が1年以下であり、かつ過去1年間位正規雇用労働者としてこようされたことがない方
ただし妊娠、出産または育児を理由として正規雇用の職を離職していないこと
変更については令和5年4月1日以降に採用する方について新たな要件が適用されます。