新たな事業、DXのための訓練の助成金
人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)
2022年12月に開始した助成金です。
人材開発支援助成金とは教育訓練を受講させるなど労働者の職業能力を向上させる目的で企業が経費を支払った場合に申請できる助成金です。
これ自体は以前からありましたが、この度新規事業の立ち上げなどの事業展開に伴い労働者を新たな分野で必要となる知識や技能を習得させるために訓練をした場合にその訓練経費や訓練中の賃金を助成する目的で新たに作られました。
事業展開等リスキリング支援コースの概要
新規事業展開の際に必要になる知識や技能を習得するために雇用する労働者(雇用保険に加入している人)を合計で10時間以上雇用することで申請できる助成金です。
助成金額は経費が75%(中小企業以外は60%)、賃金助成は1人1時間あたり960円(同480円)となります。
経費助成は上限があり、10~100時間未満は30万円(同20万円)、100~200時間未満は40万円(同25万円)、200時間以上は50万円(同30万円)となります。
流れは
①職業能力開発推進者の選出と士事業内職業能力開発計画の作成
②上記計画の提出(訓練開始日から1か月以上前に)
③認定を受ける
④計画の通りに訓練を実施
⑤支給申請(訓練終了日の翌日から2か月以内)
となります。
主な注目点
・単に製品、商品やサービスの製造方法や提供方法を変更する場合も事業展開にあたります。
・DX(デジタルトランスフォーメーション)化やカーボンニュートラル化のための訓練でも対象となります。
・定額制サービス(サブスクリプション)研修でも助成金の対象となります。