教育訓練で助成金?人材開発支援助成金

社員教育のために教育訓練をしていませんか?

その教育訓練に助成金が活用できるかもしれません。

教育訓練の費用に定率の助成金、勤務時間中の教育訓練ならその時給も助成金が受けられる可能性があります。

通常の教育訓練はもちろん、新入社員の入社研修などにも使える可能性があります。

人材開発支援助成金(特定訓練コース)

OJTとOFF-JTを組み合わせた訓練、若年者に対する訓練など訓練効果の高い10時間以上の訓練について助成するものです。

教育訓練の1時間当たりの賃金助成が760円(中小企業以外の場合は380円)、教育訓練の経費の助成は45%(同30%)となっています。

助成金取組の流れは

(1)事業内職業訓練能力開発計画の作成と訓練実施計画届の作成・提出

訓練開始1か月前までに労働局に計画書を提出します。

訓練に必要な研修の見積もりなども提出しますので早めに対応する必要があります。

(2)訓練を計画通りに実施

日程変更の場合などは必ず事前に変更届を提出する必要があります。

(3)支給申請

となります。

特定訓練コースに該当しない場合は一般訓練コースもあります。

訓練時間が20時間以上であるという要件と助成率は下がりますが、年齢要件などがないので幅広い労働者に活用できます。

令和4年度からの変更

eラーニングでの訓練も助成対象となりました。

去年度までは対面での訓練のみが助成対象でしたが、eラーニングや通信制の訓練も助成金の対象となりました。

これで訓練のための移動や仕事の調整が少なくなり、助成金を活用した訓練がしやすくなりました。

また登記事項証明書が省略となる、など助成金の活用に便利になってきています。

これを機に助成金を活用して教育訓練をしてみましょう。

2022年12月05日